最新更新日:2024/12/19 | |
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2021年10月30日 学び合う学び研究所 組織が立ち上がりました。
愛知文教大学「学び合う学び研究所」設置規定により、研究所員の組織が決まりました。
2021年10月30日(土)に、第1回 学び合う学び研究所 フェロー会議を実施しました。 ご出席いただいた、皆さんにより今後の研究所の活動方針、次年度のセミナー計画、研究紀要などについて、意見交換を行いました。 研究所員 所 長 中島 淑子 事務長 永井 勝彦 シニアフェロー 柴田 好章 副島 孝 フェロー 倉知 雪春 後藤 孝文 神戸 和敏 木村 芳博 栗木 智美 松村 美奈 内田 吉哉 竹中 烈 『学び合う学び研究所紀要』論文を公募します。
学び合う学び研究所 研究紀要規程
1.『学び合う学び研究所紀要』の編集目的 *教員養成・教師教育・教職課程等に関する研究成果・実践報告を公表するとともに、『学び合う学び研究所』での活動を広める目的で『学び合う学び研究所紀要』を発行する。 ・『学び合う学び研究所紀要』の発行は原則年1回とする。 ・掲載するのは、公募論文であり、査読ありとする。 ・編集・発行者は、愛知文教大学 学び合う学び研究所とする。 以上、本誌をもって、愛知文教大学 学び合う学び研究の一層の充実に資することを期する。 2.『学び合う学び研究所紀要』刊行に至る年間計画 当年 11月 『学び合う学び研究所紀要』投稿論文執筆募集のお知らせ(執筆募集締め切り8月中) 翌年 8月下旬 原稿提出締め切り後、掲載可否について学び合う学び研究所評議会で協議 10月上旬 原稿掲載可否のお知らせ(各執筆者へ通知) 11月下旬 『学び合う学び研究所紀要』刊行 (注)詳細については、研究所ホームページにて随時掲載。 3.『学び合う学び研究所紀要』執筆要項 (2021年10月30日作成) 『学び合う学び研究所紀要』に掲載する論文は、次の規程に従うものとする。 (1) 執筆者は愛知文教大学に所属する教員(非常勤講師も含む)に限らず、現職の小中高等学校教員・教職経験者等教育に携わる人々も認められる。 (2) 研究論文のテーマや内容は、教員養成課程の発展や充実に資するものとする。 (例:シンポジウム事業報告、教材研究、事例報告、指導法の検討、評価法の検討、教育現場における実践報告等) (3) 掲載論文は未発表のもので、かつ内容がオリジナルであるものであること。ただし、口頭発表及びその配布資料はこの限りではない。 (4) 論文掲載の採否については、学び合う学び研究所紀要編集委員会において査読の上、本誌の編集方針に合致しているかどうかを協議した上で決定する。なお、編集委員については、学び合う学び研究所所長又は学長が任命する。 (5) 論文原稿は邦文・横書き(執筆者の必要に応じて英文や縦書きも可)で、ワープロで作成するものとする。原則として、次の点を留意することが望ましいが、論考の性質によっては細かく問わない場合がある。 ● 本文、注、引用文献における全角文字は基本10pt(MS明朝)、英数字は半角で基本10pt(century)とする。ただし、論文タイトル(副題も含む)は12pt、本文中の見出しは10pt(MSゴシック)とすること。 ● 本文、図、表、注、引用文献を含めて、A4判(43字×40行)で10枚以内におさめること。図や表については著作権法上の問題がないもののみ使用可とする。 ● 余白は上35mm、下30mm、右30mm、左30mm、ヘッダー17mm、フッター5mmとすること。 ● 注記は末注とし、本文末注は本文末にまとめる。 ● MLAやAPA等、国際的に広く普及している基準に準拠した参考文献表を本文と注記の間に入れ、本文中では(…)の中に著者名と論文年、ページを表示させ、文献表示のみの注記は行わない。 (6) 執筆者は、論文原稿の電子データを電子メールに添付して、紀要編集担当者まで提出すること。この際、論文作成に使用したワープロソフトの電子ファイルだけでなく、論文原稿のPDFファイルも添付すること。 (7) 本誌に掲載された原稿の著作権は、大学HPなどでの電子化や公開の場合も含めて学び合う学び研究所に属するため、掲載原稿を無断で複製・転載することを禁ずる。また、執筆内容が第三者の著作権を侵害するなどの指摘がなされ、第三者に損害を与えた場合、著者がその全責任を負う。 以上 第10回セミナーは愛知文教大学の副島 孝先生による 「『誰もひとりにしない教育』の深〜い意味」を開催します。
2022年1月22日(土)は、愛知文教大学の副島 孝先生による、第10回セミナー「『誰もひとりにしない教育』の深〜い意味」を開催します。
<セミナー内容> 「子どもたち」「すべての子どもたち」「子どもたちみんな」という言葉が、教育ではよく使われます。また、「子どもたち一人ひとり」という言葉を使うこともあります。これらは、どう違うのでしょうか。一方で、授業では、「誰もひとりにしない」ことに留意しながら、最後は「子ども一人ひとり」の学びに成立していたかに注目して、授業を振り返ります。 これらを念頭に置くと、授業の見方や実際の授業が一変することに気づきます。「あのグループはよく活動していた」「積極的に話し合っていたからよかった」という見方から、「あの子は参加できているか」「あの子の困っている様子に、他の子や先生は気づいているか」「あの子は何をきっかけに学びに参加できるようになったか」などという視点が生まれます。 授業の実際、最近読んだ本、最近のニュースなど、様々な媒体を使いながら、この視点がどう役立つかを、一緒に考えていきましょう。 <副島 孝先生のプロフィール> 小牧市内公立小中学校教諭として勤務。小牧市教育委員会指導主事、教頭、校長、愛知県教育委員会尾張教育事務所指導課長などを経て、2001年小牧市教育長に就任。以来、8年9か月の間、教育長として「学び合う学び」による学校づくりをはじめとする教育行政に取り組む。その間、小牧市教育委員会のホームページに「教育委員だより」を連載。名古屋大学教育学部大学院修士課程をへて、愛知文教大学教授から、現在は特任教授、学び合う学び研究所シニアフェロー、学びの共同体研究会スーパーバイザーなどを務める。 ●主な著作『「学び合う学び」と学校づくり 発信し続けた教育の本質』(2010年)、共著に『協同の学びをつくる』(2012年)、『授業研究と授業の創造』(2013年)など。 副島孝先生の似顔絵 12月11日(土)ABUラウンジで第9回セミナーを開催しました。
12月11日(土)は、第9回セミナーとして中部学院大学の後藤孝文先生をお招きして、「学び合う学びとヒドゥン・カリキュラムについて」をテーマとして開催しました。
はじめに、小牧市内の学び合う学びの系譜として、昭和54年から小牧小学校ではじめられた国語の「学び合う学習」の研究に端を発している長い歴史について語っていただきました。 次に、大学の教育課程論で研究をされた「ヒドゥン・カリキュラム」とは、どんなものかの学びへ向かいました。参加された先生方が「ヒドゥン・カリキュラムを探そう」ということで、普段の教室で感じられた事例をグループになり共有しました。 教室の子ども達は、教師からの賞賛や評価のめざし、あるいは「〜しなさい」という命令の中で過ごしており、知らず知らずのうちに子ども達は自分自身の欲求に従って行動するよりも教師の欲求に奉仕して行動することを学んでいたことに気づくことができました。背景にある、シカゴ大学のフィリップ・ジャクソンが1968年に提唱した理論を学ぶと同時に、後藤先生の経験から、学校生活の様々な場面における「ヒドゥン・カリキュラムの具体場面」、さらに、教え子の学生が感じた具体場面を紹介していただくことで、深い理解になっていきました。 後半は、中学校国語の授業ビデオの一場面を視聴し、「学び合う学びに大切なヒドゥン・カリキュラムを探そう」を、参加者で共有しました。 最後に、後藤先生からは「学び合う学び」に生かすために「最大のヒドゥン・カリキュラムは教師自身である。」「学び合う学びの授業を進めたいという教師の『本気度』が、よきヒドゥン・カリキュラムを生む」と話され、言葉が心に残りました。 参加された先生方のリフレクションを紹介します。 ◆久しぶりに、後藤先生のお話を聞けて、とても勉強になりました。自分も普段からヒドゥン・カリキュラムには気を付けていようとは思っていますが、今回、いろんな先生の視点や気づきを聴いて、まだまだ意識されていないものが多くあると感じました。 意図しないヒドゥン・カリキュラムを意識して、意図的に良い影響を与えていくのは難しいと思いますが、頑張りたいと思います。また、お話を聞きたいです。トロンボーンも頑張ってくださいね。 ◆「ヒドゥン・カリキュラム」について教師が行動に気を付けないと、子どもが真似をする、学習するという認識だった。子どもが静かにならないうちに話してしまったり、時間を守らなかったりすると、「教師がしているから、僕らもいいんだ」と思ってしまうのが怖く、新任のころから自分が言ったことは、絶対に守ることに気を付けてきました。 今回、ヒドゥン・カリキュラムについて、悪い面だけでなく、良い面にも伝わることがあると知ることができた。意図的に行うのは、まだ難しく子どもに身につけさせたいという熱い思いが、伝わるということを信じて接していきたいです。 配布文章で、リフレクションシートのまとめをご覧いただけます。 |
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