最新更新日:2025/01/20 | |
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12月7日(土)13:30より第7回月例授業研究セミナーを実施しました。
12月7日(土) 13:30〜15:30に、201教室において実施しました。
授業者として岩倉市立南部中学校の川口靖貴先生とコメンテーターとして学び合う学び研究所フェローの倉知雪春先生をお迎えして「学び合う理科の学び」をテーマに行いました。 今回は、対面で17名の申し込みをいただき、授業者、コメンテーターも含め19名の方により、授業づくり・学校づくりの工夫について学び合いを深めることができました。スケジュールは以下の通りです。 第1部 実践授業について 〇 授業者より 〇 コメンテーターより 〇 ビデオ視聴 − 休 憩 − 第2部 リフレクション・学びの共有 〇 グループでリフレクション 〇 全体で学びを共有する 〇 学校として授業研究の取り組みについて 高岡良治先生 〇 コメンテーターからのリフレクション 〇 授業者からのリフレクション 第1部 実践授業について 〇 大藪校長あいさつ 川口先生は、3年目で成長著しい教師です。熱心で授業づくりの他にも様々な教育活動に励んでいます。本日のセミナーの場をお借りして、いっそうの成長を期待したい。 〇 授業者より 私が授業で大切にしていることは、学びの作法(・自ら仲間の力を借りる・わかったふりをしない・さりげなく手を差し伸べる・最後まで切り捨てない)です。 学びの作法を意識してから、子どもたちにかける言葉が変わってきました。本日ご覧いただく授業ビデオをもとにした協議では、以下の3点について、どの程度実現できているかをお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ・学びの作法が実現できているか ・聞く➡繋ぐ➡戻す、が意識されているか。 ・共有の課題とジャンプの課題のつながりは適切か 〇 コメンテーターより 本日の授業、授業デザイン、授業記録の見方について確認。この教室には、外国にルーツを持つ生徒が多くいます。その生徒がどんな学びを進めるか、ご覧いただきたい。 〇 ビデオ視聴 50分間 − 休 憩 − 第2部 リフレクション・学びの共有 〇 グループでリフレクション 10分 〇 グループの学びを全体で共有する < ◎ファシリテーター倉知先生 □授業者 ●参加者 > ◎ 授業者からは、3つの視点について聞きたいということですが、それ以外の視点からでも結構ですので、一人ひとりからご発言いただきたい。 ● 私は、教室で実際にこの授業を見ていました。この学年は、自分たちで学ぼうとする生徒たちが育っています。学年の指導があり、聞く・繋ぐ・戻すが実現していたと感じます。 ● 名古屋市では、自由進度学習を進めております。学び合いについてグループの方に聞いて学びました。名古屋市が目指すものと同じだと感じました。 ● 前回のセミナーの話題につながるものだと思いました。3年目の先生でこれだけの教室を実現しているのは素晴らしい。ジャンプ課題での生徒の様子から、これからが期待できます。 ● 生徒同士が自ら学ぶ教室になっている。共有課題とジャンプ課題のつながりについて、生徒の発言に対する教師の評価(褒める)が大切だと感じました。 ● 146番の「やったぁ」とのつぶやきに感動しました。日頃の授業における子どもたちの様子が伺い知れました。授業中に学びが厳しい状況の生徒がいましたが、横の女子がよくかかわっていることが素晴らしい。 ● 身体を向けて、ノートを見せながら関わる生徒がいて、すごいなと思いました。6Bの生徒のつなげ方が素晴らしい。 ● 6Dの子どもが重要だと感じました。 ● 理科を楽しそうに学んでいる。答えを見つけるのではなく、どう考えるのに焦点が当たっていた。やはり、モデルを使って説明できることが大切ではないか。 ● 生物の授業で、EとFの実験で、他の温度帯での変化について膨らませていくことも、生徒の興味があるのではないか。分解する視点での学びにも注目させたかった。 ● 子どもたちが、よく育っている。ある生徒が「インターネットで答えを調べちゃいけない」と言っている。子どもたちが「納得」するということを大切にしている。これは、思考の過程では大切なことだろう。外国籍の生徒にとっては、具体物があることで、分かっていく足場になるのではないか。 ● 実験の説明プリントの文は、外国籍の生徒にとっては難しいものだった。 □ あの子は、コミュニケーションが難しい子どもです。 ● きちんと協同学習ができている。ジャンプの課題がむずかしい。ゼリーをつくる実験から入って、ジャンプ課題に入っていくと、生徒に問いが生まれるのではないか。 〇 教務主任 高岡良治先生より「学校として授業研究の取り組みについて」の説明 本校では、全体の1割の生徒に日本語指導の取り出しを行っている。 現職教育では、「全員参加の授業」をめざし、思考レベルでの参加を保障していきたいと考えている。そのために学びの作法を共有している。学習委員会の生徒が毎週、振り返りをして、自分たちのクラスに足りないことを次週につなげている。 <楽しむ学校づくり> ・楽しい授業づくりの視点 =マイプラン協議会(教師集団が生徒の学びを見る視点を共有し、強化する) =プレ授業(研究授業のまえに、職員を相手に模擬授業をする)ことで研究協議に活かす ・同僚性を磨く =座談会:隔週金曜実施(学校・授業改革について、教師同士で話し合う)トップダウンとは違う発想 ・南部中チームビルディング =支える組織作り(個々の能力を伸ばし、生かす組織づくり) ・より良い職員集団の中で子どもは育つ 〇 コメンテーターからのリフレクション 川口先生の授業で、終了のチャイムが鳴ってからの生徒の様子(写真)を見せ、授業が終った後に、いつまでも課題について語り合っている生徒たちを賞賛。 この授業における、教師の発言回数と時間の分析表を見せながら、意外と教師の発言回数が多い。さらに、発言した時間を見ていくと、共有課題は20分間学んでいるが、教師から7回の指示で生徒は7回のグループをしているが、いずれも1〜2分でグループ活動が終わっている。 授業が、このように細切れになっているのは、何故かを考えたとき、ワークシートが指導案になっていることが影響しているのではないか。グループ活動の時間はあまり、細切れにせず、じっくりと子どもたちに任せ、探究・思考する時間を確保することが必要ではないか。 また、端末をオープンにしたことで、すぐに答えが出てしまった。生徒自身が自ら考えられるようにするために、閲覧サイトや資料について限定することも必要ではないか。 この学校は、外国籍の生徒が非常に多い。外国籍の生徒へのケアはよくできているが、教科内容の理解へ進めるためにどうしたらよいか、今後の課題として考えてほしい。 〇 授業者からのリフレクション 本校の「知をひらく」というテーマは、子どもだけでなく、教師も意識している。この場に参加させていただき、これからますます、知をひらかれていくよう頑張ります。 参加された方からの振り返りを紹介します。 ◆今日のセミナーで学んだことの中で重要だと思ったことは、学校全体で取り組む現職教育です。校長をはじめ、多くの同僚が一緒になって学んでいる様子が感じられました。その雰囲気の中で、若い教師が、あれだけの授業に取り組めていることが素晴らしいと思います。共有の課題とジャンプの課題の取扱い方の難しさをいろいろな参加者の言葉から学ぶことができました。特にコメンテーターの倉知先生の分析は、とても分かりやすく長所や課題が明確になりました。子供たちがいきいきと授業に臨んでいる姿勢は、日ごろの学校の現職教育の成果だと感心しました。とてもさわやかな気持ちで参加することができました。ありがとうございました。 |
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