最新更新日:2024/12/19
本日:count up1
昨日:6
総数:10953
2024年度のセミナーを募集しております。多くの皆様のご参加をお待ちしております。2025年1月の学習講座の申し込みができます。右「行事予定」のバナーからGoogleフォームで申し込みをお願いします。

2月10日(土)13:30より中川行弘先生による継続講座を実施しました。

 2月10日(土)13:30〜15:30に、201教室において実施しました。
講師に学び合う学び研究所フェロー中川行弘先生をお招きし、「通常学級における特別の支援が必要な子どもへの教育支援」をテーマに行いました。
 今回のセミナーには、10名の方の申し込みがあり和気藹々とした雰囲気の中で進みました。セミナーのスケジュールは以下の通りです。

第1部 資料をもとに対話・自己紹介
 〇資料:特別の支援が必要な子どもへの教育支援の手がかり
 〇授業ビデオからの学び
  グループ協議
  ― 休 憩 ―
第2部 4月当初の情報・再視聴・変容の要素や背景の協同探究


第1部 資料をもとに対話・自己紹介
〇資料:特別の支援が必要な子どもへの教育支援の手がかり
 配られている資料を手掛かりに、参加された方が自己紹介をし、内容等でわからないことや共有したいことを聴き合いました。

中川先生◆参加者●
◆皆さん、聴いてみたいことや、共有したいところはありますか。
●「私物化しない。分ける指導×」というところがよく分かりません。
◆先生は、どう考えますか。
●自分としては「分ける指導」というのは、特別支援学級などで、子どもが学びやすくするために分けることがあると思いますが、通常学級とのことも含めてのことでしょうか。
◆自分としては、通常学級も含めて、基本的にすべての子どもについて考えています。先生は?
●私も訊いてみたいところでしたので、訊かれると困りますが(笑い)分ける指導?私物化と公共、どうバランスをとるのか?そのあたりが難しいと思います。
●短期目標、長期目標という記載があり、先手を打つとも書いてあり、どう結びつくのでしょうか?
◆私もまだまだ学んでいるところで、自信がないのですが、分ける指導は基本的にインクルーシブ教育の真逆だと考えています。皆さんがお話になったように、多様な学びの場も重要で、ともに実現することはとてもたいへんなことだと思います。〇〇先生がお話になったように、短期的には分けざるをえないこともあるかもしれません。しかし、長期的には、場の工夫やDXなどで、できるだけともに学ぶことができるようになるといいと思っています。仮に自分に何かがあったときに、「あなたはこちら」と仲間からずっと離され、分かれたままだとしたら、ちょっと悲しい気持ちになりますよね。
●私は、インクルーシブ教育については、大学へ入る前に岡野先生の本を読んでいましたが、子どもをラベリングすることや分けることは少し違うと思っていました。実際はどうかを学びたいと思い参加しました。
●教師は何を目標にしているのかが、問題ではないでしょうか。成績の向上を目標として分ける指導があります。教員の姿勢として、効率化をめざして分けるのはどうかなと思います。
●複式学級を行っている日本の学校は少ないようです。しかし、ヨーロッパでは当たり前に行われています。複式学級での学びはよりダイナミックで教育効果が上がっていることを知りましたが、日本における特別支援学級では、学年の違う子どもを同じ教室で分けて学ばせていることが多くあります。あえてグループによる学びにすることで予想外の学びの効果が生まれるのではないか、と感じています。
●特別支援教育で一番足りないことは「つながり」です。子ども同士の支え合いや学び合いはとても大切であるということですね。
●先ほどの複式学級の話ですが、フィンランドの教育はOECDのPISA調査でトップの国ですが、ほぼすべての学校が複式学級で指導しており、教育効果が上がっています。分けない指導というのは、そうしたことかなと聞いておりました。
◆ありがとうございました。今日一番大切にしたいことを話題にしていただきました。学校は公共空間、公教育はすべての子どもの学びを実現する教育、大切にしたいところです。短期目標(今大切にしたいこと)・長期目標(18歳成人をめざして)を公教育として実現できるといいなあと思います。

〇授業ビデオからの学び
 小学校4年生の学級、担任は初任者、教材は国語「一つの花」です。情報なし、先入観なしで、まずはいきなり見ていただきます。

 グループでの感想交流

 ― 休 憩 ―

第2部 4月当初の情報・再視聴・変容の要素や背景の協同探究
 中川先生から、授業ビデオの子どもの4月当初の状況や特性やについて、一人ひとりのエピソードを含めた説明があり、情報をもとに、もう一度ビデオを視聴。

〇ビデオからの学びを共有する中川先生◆参加者●

●授業記録10分10秒の教師の発言の少し前に、9番の子どもが10番の子どもに聴きたいことがあり「ねぇねぇ」と尋ねている場面があります。ここで、教師が立ち止まってあげられるとよかった。特別支援の視点で見たときに、「何行目」といった指示よりも、ICTを活用して考えている文章を視覚化してあげると、子どもにとって学びやすかったのでは。
◆つながれる先生はありますか。
●確かに、視覚化するのはいいな。と思います。お父さんの話に集約することができたのは、音読にもどしていたからかなと感じます。
●どうしても、1番の子どもが気になります。途中、ノートを書いたり消したりを繰り返している。終盤、1番の子が2番の子に何かをアプローチしています。あれは、なんだろう?
◆1番の子は、外国ルーツの子どもです。この日初めて、教科書を開き、読みはじめました。記念日ビデオです。
●1番の子は、日本語での会話はできますか。
◆日常会派程度はできますが、学習に対する意欲が乏しい子どもです。絵を描くことは得意です。
●生活言語は大丈夫なのですね。学習言語が身についていないのでしょうか?
◆学習言語については十分とはいえないと思います。この日に音読ができたのは、どうしてか。他の先生方の話題にもなっていました。これまで、教科書を読むこともしていなかった。
●この先生が、安心できる教師であるとの認識が生まれたのではないでしょうか。しかし、25番の子どもは、なかなか関わっていません。しかし、最後の音読で、彼は一番早く教科書を置いていました。読解スピードが速く、理解のはやい子どもではないかなと見ました。
●この教室の座席は、意図的なのかな?ということが気になりました。
◆6月の授業ですが、一人一人の子どもがいい感じでつながり、「私たちの教室」ってなった感じがしました。他の3人の初任者の先生方の教室もほぼ同じ時期でした。このような「ベッチョリ隊形」に座席をした効果もあると思います。意図的です。
●なぜ、この先生は、ずっと座って授業をしているのか。なぜ、子どもの方へ寄っていかないのか?疑問です。
●机間指導をしないのはどうかと思いました。
●4年生で支援の必要な子どもが多いこの教室だから、あえて密集した座席にしたのでしょう。25番の子どもの発言に対する教師の対応が物語っているように聴き方をよく指導しています。さらに「今の場面はどう?」と共同注視・共同注意できるような配慮があります。子どもたちの発言がつながっていくことで、父親との別れの場面を深く読み深める授業になっていました。
◆25番の子どもはいつも、前にいたのですが、最近後ろにいきました。この子はおっしゃるように理解のはやい子どもです。

〇まとめとして中川先生より5点にわたり確認がありました。
1  共同注視について。学びの一番のベースとなります。同じテキストを見ながら音読をしたり、同じ部分や場面をみたりすることが大切です。さらに共同注意(意図の共有)にも発展させ、安心感のある学びにつながることができていたのだと思います。
2  座席について。特別の支援が必要な子どもは教師との距離と特別のケアが大切。密接距離で先生とつながらないと子ども同士でつながることができない。意図的に座席を考えていく必要があります。
3  援助要請とケア、探索的会話について。先生が援助要請に温かいケアをし、探索的会話もしています。相似形で、子ども同士でも援助要請とケア、探索的会話が成立しているのだと思います。
4  仲間や先生、道具の力を借りて、共有の学びを足場に、高い課題に探究・挑戦ということについて。授業ビデオでは女の先生が映っていました。「短時間ライブ授業研究」と呼んでいますが、通常の授業において短時間で授業を互いに見合ってライブで研究をするなど、同僚性が育っています。この効果はかなり大きいと思います。
5 「わからない、教えて」の日常、発達支持的生徒指導について。生徒指導提要に書かれていますが、プロアクティブとして、この日常が、いじめ対策、不登校対策、自殺対策になっているのではないかと思います。「学び合う学び」の中核、この日常とこの価値をもっともっと広めていきたいと思います。という言葉で、結ばれました。

参加された方からの振り返りを紹介します。
◆今日の講座で学んだ中で重要だと思ったことは、つながりを大切にすることです。
本日はありがとうございました。ビデオを通して、子どもたちの様々な姿を見ることができ、いろいろなことを考えさせられました。
特別な支援が必要は子が、教室の中で教師や同級生とつながりをもつことで安心することが分かりました。そのような環境を作っていくことの必要性を感じ、つながりをもつ活動や言葉にする活動を大切にしていきたいと思いました。今後の学校生活に生かしたいと思います。

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3

1月20日(土)13:30より後藤孝文先生によるセミナーを実施しました。

 1月20日(土) 13:30〜15:30に、201教室において実施しました。
講師に学び合う学び研究所フェロー 後藤孝文先生をお招きし、(学び合う学びをヒドゥン・カリキュラムの視点で深める)をテーマに行いました。

 今回のセミナーには、17名の方の申し込みがあり和気藹々とした雰囲気の中で実施できました。セミナーのスケジュールは以下の通りです。
第1部 ヒドゥン(隠れた)カリキュラムとは
 〇 前回のおさらい
 〇 ヒドゥン(隠れた)カリキュラムを深堀する
(1) ジェンダーの視点で
(2) 授業づくりの視点で
  ― 休 憩 ―
第2部 (学び合う学び)にどう生かすか
 〇 学び合う学びに生かすヒント
 〇 教師のまなざしとは
 〇 学び合う学びと隠れたカリキュラム
 〇 授業ビデオを見る
 〇 授業を隠れたカリキュラムの視点で
 〇 学び合う学びにどう生かすか

 最初に、参加された方の自己紹介をかねて、ヒドゥン(隠れた)カリキュラムについて知っていることを共有しました。後藤先生からは、現職時代の忘れられない生徒との思い出を語り、教師の無意識な指導が学級での雰囲気を作り出していたことをお話いただきしました。

第1部 ヒドゥン(隠れた)カリキュラムとは
〇 前回のおさらいとして
 隠れたカリキュラムについて、フィリップ・ジャクソンの提唱、加藤明による表現、学習指導要領、京都大の田中耕治の定義が紹介されました。
 続いて2種類の画像を提示し、そこから読み取れる隠れたカリキュラムについて参加者と一緒に読み取りました。さらに、後藤先生が教えている大学生が今までに経験した隠れたカリキュラムについて具体的に紹介がありました。示された隠れたカリキュラムをよく見ると、(マイナスの影響)と(プラスの影響)が存在することを確認されました
 
〇 ヒドゥン(隠れた)カリキュラムを深堀する
(1) ジェンダーの視点
教室における男性優位の現実
中学校教員の男女比のグラフデータを読む
学校段階ごとの男女教員の割合データを見る
・改善しつつある男性優位、管理職はさらに顕著になっている
中学校免許教科別所有者についてグラフデータを見ながら
・男性:社会、数学、理科 女性:国語、英語、音楽 が多くなっている
・IEA(国際教育到達度評価学会)による調査では、数学、理科において男女の優位性は認められない。
➡ 男性は理系、女性は文系が得意という思い込みが先行
・大学入試(女子枠)の違和感
➡ 科目による向き不向き、誤った進路選択を助長していないか。

(2) 授業づくりの視点で
ア 教師の発言(発問)の多くは、評価を伴っている。ミーハン(Mehan.H1979年)
  IREパターンの存在 (Initiative : 発問)- (Reply:反応) - (Evaluation:評価)
イ 教室の中の隠れたカリキュラム
 ある教室で交わされる教師と子どものやり取りが示されました。教師の発問に対して、複数の子どもが発言をする。教師の扱いは、ある子どもの発言だけを板書する。こうしたやり取りから、子どもたちはどんな経験をしているのかについて参加者と一緒に考えました。
 ・応答には、板書されるものと板書されないものがあることを経験する。
 ・教師の求めるものを見事に発言できれば、板書されるというご褒美がもらえる。
 ・教師の求めるものを発言できなかった者は、後味の悪さを経験し学ぶ。
 ➡ 思いもよらないこの学びこそ、隠れたカリキュラムである。
ウ 子どもたちが経験する隠れたカリキュラム
 1⃣ 集団の一員として我慢することを学ぶ 
 2⃣ 仲間から自分への評価に対処する方法を学ぶ
 3⃣ 教師に適応し、対処する方法を学ぶ
 ➡ 学級生活に適応する力を学ぶ
 ➡ 社会生活に必要な技能や対人関係能力を身につける
 ・退屈な授業に耐える忍耐力
 ・場の持っている空気を察する力
 ・生きる力?
 ※ 不登校は隠れたカリキュラムへの不適応が一因か?
エ 日本の授業の特徴・日米比較(恒吉僚子1992)
 ・目に見えにくい決まり  ・集団主義の察し合い  ・同調に迫る無言の圧力
 ・自己主張を阻害する空気 ・教師の(みんな)という常套句
 ・男子、女子のカテゴリーの強さ
 ➡ 日本の教室では、集団指導を基本とした関係性が支配的
オ 同調にのっとった「一斉共同体主義」(恒吉)
 ・皆が同時に同じことをするという一斉体制で成り立つ(規格化)(画一化)
 ・授業のはじめ、終わりの号令、発言の仕方
 ・給食の配膳、掃除の仕方  ・授業スタイル(○〇スタンダード)
カ 家庭生活にも及ぶ指導
 ・家庭での生活習慣(宿題・食事・睡眠・・・)
 ・放課後、休日の過ごし方(習い事、交友関係・・・)
 ➡ 教師との密接な人間関係がつくられる
キ 個人よりも集団の一員として位置づける傾向
 ・みんな一緒 = 同質
 ・早くわかること、同調できることはよいこという価値観
 ➡ 教師によって繰り返し伝えられ、知らず知らずのうちに身につけている
ク イヴァン・イリッチの学校批判(オーストリア:著書(脱学校の社会)1971)
 ・学校制度や隠れたカリキュラムは、(忠実な従業員)へと社会化していく機能に他ならない。
 ➡ 自ら学ぶ力や抵抗する力を失い、無能化させる。
隠れたカリキュラムの機能と注意点
〇 教師にとって、子どもたちをまとめ、秩序を維持し、授業を計画どおりにすすめる上で、(暗黙の了解)である隠れたカリキュラムは必要不可欠。
〇 一方でIREパターンの繰り返しによる教師主導型の授業や同調、画一的などの一斉主義が岩盤のように支配している。
▽ 一斉指導に適応しづらい子、気疲れやストレスを感じる子
▽ 隠れたカリキュラムにうまく適応できない子
 ➡ 不登校の原因との関係性を探るべき
▼ マイナスの機能を自覚することが必要
▽ 子どもにとって、どんな学びの経験になっているのか、子どもの立場で常に省察する必要がある。➡ ビデオによる客観視、授業研究による学びの事実の確認
■ 「分からなさ」や個性の尊重、創造的な表現活動、探究活動に意図的に改変していく必要がある。
■ 学び合う学びは、教師主導・一斉主義の岩盤を崩す取り組み!
 ➡ 隠れたカリキュラムを授業や学習環境の改善に生かす

  ― 休 憩 ―

第2部 「学び合う学び」にどう生かすか
〇 学び合う学びに生かすヒント
 ・キーワードは「まなざし」
<仮説>教師が子どもにかけるまなざしが温かいものであれば、良き授業を生み出す隠れたカリキュラムとなる。
〇 教師のまなざしとは
 ・教師がこれまで生きてきた経験値、教育知が基になっている
 ・教師自身の人格・人間性が表れる ・こうしたいという意図や教育観が生む
 ・石井順治先生著「学び合う学び」を生きる より5つのまなざしの紹介
〇 学び合う学びと隠れたカリキュラム
 ・マーティン(Martin1976)の考えた隠れたカリキュラムの紹介
● 授業ビデオを隠れたカリキュラムの視点で見る
 ・中1年英語 ・中2年社会 ・中3年数学 ・中3年英語
※ 視聴後、各グループで感想交流 ➡ 全体交流:◇参加者 ◆後藤先生
◇ 小学校の教員ですが、中学校の授業を始めてみました。生徒の話し合っている姿がすばらしい。お互いに顔を見合っている姿はなかなか生まれない。
◇ 子どもたちのまなざしが温かい。社会は、タブレットをみながら対話が探索的である。教師のまなざしが温かいからだとうか。
◇ 中学校の英語のレベルが高い。しゃべれない生徒が置き去りになっているのでは。すべてが英語でする授業が高校ではできていないので、感心した。
◇ どの教室も穏やかで、いい関係性がある。普段からの関係性ができている。
◇ 今、見た生徒たちは小学校のころ大変な状況だった。よく育ってくれました。
◆ この学校は、小学校から9年間同一メンバーの学校である。
  授業研究会を小中合同で年6回実施している
 この学校には「学び合う文化」が生まれている。生徒同士の隠れたカリキュラムが作用しているのだろう。
 教師は毎年異動がある。しかし、生徒は同一メンバーで変わらない。
➡ 崩れない「何か」がある。➡「何か」は隠れたカリキュラムであろう。
生徒同士のまなざしが、プラスの隠れたカリキュラムになっている。
先生方の温かいまなざしが基になっている。
〇 学び合う学びにどう生かすか(まとめ)
● 教師が意図してもしなくても、そのまなざしは隠れたカリキュラムとなって、子どもたちに大きな影響を及ぼす。
● どんな指導にも何らかの隠れたカリキュラムが機能していることを常に意識して、子どもの立場で省察することが大事。
● すべての子どもへの温かいまなざしが「学び合う学び」の確かな授業をつくる。そして、それは、やがて「文化」となる。

マエストロ後藤からおまけとして
「オーケストラと指揮者に学ぶ」という楽しい時間までご準備いただきました。

参加された方からの振り返りを紹介します。
◆ 今日の講座で学んだ中で重要だと思ったことは、IREパターン、教師の発言は評価を伴う、発問→発言→発言の評価ということです。
1⃣我慢を学ぶ 2⃣友達からの評価への対処を学ぶ 3⃣教師への適応を学ぶ
 社会生活に必要な技能や方法(ヒドゥン・カリキュラム)新しい視点でした。昨年度、不登校児童への声掛けで悩んでいたので、掛ける言葉の幅が広げられそうだと思いました。
◆今日の講座で学んだ中で重要だと思ったことは、マイナス面の自覚です。
教師は、人間性も含めて教師だということを、改めて教えていただいたセミナーでした。特に、ヒドゥン・カリキュラムにおける「マイナス面の自覚」は、大切なキーワードだと思いました。自覚するからこそ、プラス面も見えてきます。授業においては、そのプラス面を意識して、教室環境(雰囲気)を意図的に作る努力も必要ですね。
 日本に訪れた外国の方は、日本人の民度がうらやましいとよく言います。例えば、道路にごみがほとんど落ちていない事実を目にすると、自分もごみが捨てられなくなるそうです。まさに、教室環境のお話とつながる部分だと思いました。今日のセミナーを聴いていって、日常生活に隠れている暗黙の了解が、国民性にもつながっているのだと思いました。学びの多いセミナーでした。ありがとうございました。

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29    

配布文書

愛知文教大学 学び合う学び研究所
〒485-0802
住所:小牧市大草5969-3
TEL:0568-68-6161