最新更新日:2024/12/19 | |
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第6回 9月セミナーのご案内
2023年9月9日(土) 13:30〜15:30
会 場 愛知文教大学 201教室 〒485-8565 愛知県小牧市大草5969-3 テーマ 「道徳授業における子どもの学びを捉える」 講 師 愛知東邦大学 助教 丹下 悠史 先生 申 込 学び合う学び研究所ホームページ 行事予定9月予定GOOGLEフォームより 8月継続講座2 8月5日の中止・変更のお知らせ
8月5日(土)に予定をしておりました8月継続講座2 オリジナル鳥獣戯画に挑戦 を都合により中止とさせていただきます。参加申し込みをいただいた方には大変お迷惑をおかけします。
予定しておりました内容は、8月19日(土)に実施をさせていただきます。 実施会場も404教室から1階食堂に変更します。 突然の変更について、お詫び申し上げお知らせいたします。 7月8日(土)13:30より第4回セミナーを実施しました。
7月8日(土) 13:30〜15:30に、愛知文教大学201教室・305教室において実施しました。講師には、学び合う学び研究所フェロー神戸和敏先生をお招きし、「学び合う学び:学習指導要領:GIGAスクール構想」をテーマに行いました。
セミナーには、15名の申し込みをいただき、以下の内容で進行しました。 第1部 理論編 〇参加者からの質問を聴く 〇ICT活用について残念な学校について、グループで聴き合い、意見交流 〇学習指導要領・学び合う学びに、GIGAスクール構想はどう活用され、必要か? についてグループで共有、意見交流 ― 休 憩 ― 第2部 実践演習 〇正六角形と正方形(数学)➡ 一人で解く 〇日本のご当地キャラを当てはめる(社会)➡ ペアによる活動、全員の情報共有 〇朝食は、ご飯派、パン派?(家庭) 理由も含めて記入 ➡ みんなで書き込む 第1部 201教室 □ 神戸先生からの自己紹介 □ 参加者からの質問を訊く 〇授業において一人一台端末を協働的な学びの深まりのためにどのように活用するか、さらなる方策や考え方を教えてください。 〇生成AIのガイドラインがだされましたが、新しい技術が出て、学校現場で何を学ばせていけばいいのか。 〇情報の取捨選択をどのように学ばせていけばいいのか。情報の信頼性は。 □ 堀田達也先生の“「残念な学校、先生」が広げるICT活用格差の行方。教育・校務のDXは意思決定を行うトップ次第”の中では、次の指摘が示されている。 ものすごくICT活用が進んでいる学校 1割 かなりいいところまで来ている学校 4割 残念な学校 5割 ■上記の指摘について、グループで聴き合う(5分)その後、全体で意見交流 〇子どもも教師もPC画面を見つめていることにより、教師が子どもを見ることができていない。ICTを活用する授業そのものを見直していかないといけない。 〇授業でICTをどう活用しようと考える時点で、子どもの学びは受動的になる。との指摘に納得し、新しい授業スタイルの中でどう活用するのかが難しい。 〇残念な学校が5割とは、授業の中で子どもが活用する方法を誰も教えられない。活用が子どものレベルにあっていない。地域によっては、ネット環境の未整備からおきる残念。 □ 学習指導要領の確認 生きる力のその先へ 子どもたち一人一人に個別最適化され、創造性を育む教育ICT環境を GIGAスクール構想の実現に向けた一人一台端末整備基本モデル例1〜3 令和の日本型学校教育 個別最適な学び 協働的な学び 探究的な学び 学び合う学び 学びの成立要件 教師の役割 モニタリング・スキャフォールディング ■ 学習指導要領・学び合う学びに、GIGAスクール構想はどう活用される、必要か? についてグループで共有(5分) □ 超スマート社会 第4次産業革命 □ 第4期教育振興基本計画(令和5年〜9年) 教育デジタルトランスフォーメーション □ 子どもの特性を重視した学びの「時間」と「空間」の多様化 □ 教育データ利活用の目指す姿 子ども主体の利活用としてとらえているか? □ 学習eポータル・MEXCBT 子どもが、自分の学習履歴をみるシステムになるか? □ 教育DXのイメージ3段階 第1電子化 ➡ 第2最適化 ➡ 第3新たな価値 □ SAMRモデル 代替 増強(1対多の一斉授業) ➡ 変容 再定義(協働的・創造的な授業へ) □ 教師と生徒のやり取りする場面でICT機器を使用している学校の割合 実態は? □ 生徒同士のやり取りする場面でICT機器を使用している学校の割合 実態は? □ 関西大学 高槻ミューズキャンパスの授業風景 ― 休 憩 ― 第2部(PC実習体験) 305教室 □ 正六角形と正方形(数学の問題)を一人一人のPCで解いていく ここでは、生徒の苦しみをじっくり味わってください。 子どもたちは、一人一台のタブレットを使い、できない生徒がどんな気持ちになっているのか。教師としかつながっていない子どもたちはどうすればいいのか。 □ ご当地キャラ(社会)日本地図にキャラクターを当てはめる。ペアで活動する 教室が対話であふれはじめ、協働がうまれてきた。 他のペアの情報は自由にみられる。やってみて、安心感があった。課題としてのキャラクターに名前がついていないので、見つける活動が探究的になっていた。 □ 朝食は、ご飯派、パン派?(家庭)理由も含めて記入 入力している様子が、すべて見えている。全員の入力を見ながら自分が書き進める。 先ほどとは、雰囲気が違います。自分が記入しながら、他者の記述を読んでいる。 これは、自分の活動をしながら他者をモニタリングすることができる。 今回の使用ソフトはドキュメントであり、いつでも、他者をモニタリングできる。 教師は、どういう意図で、学びを作るのか?子ども同士が共有できることが重要であり、こうした考えから、コーディネートする必要がある。 教師とつながる ➡ ペアがつながる ➡ みんながつながる という段階の体験から、誰とつながるか?何を共有するか?共有=モニタリング・スキャフォールディング ➡ 学びにつながる □ 冒頭の質問に対して、授業の中で生徒の思考過程図を示しながら解説がありました。 〇一人一台端末を協働的な学びの深まりのためにどのように活用するか➡結果の共有ではなく思考過程の共有に活用したい。 〇生成AIなど新しい技術が出て、学校現場で何を学ばせていけばいいのか。➡AIに問いかける能力は非常に難しい。問いかける能力を鍛えたい。 〇情報の取捨選択をどのように学ばせていけばいいのか。情報の信頼性は。➡教師が情報を与えるのではなく、子どもたちが情報を取りに行くことが大切である。 □ 教師は、いままでICT機器を使った授業の経験が少ない。だから、授業活用のイメージが持てない。そこで、教師間で日常の校務活動にICTを使い、メリット・ディメリットを見極め、授業に活かしていけるといい。職員会議や学年・教科部会などでぜひ活用してほしい。 参加された方からの振り返りを紹介します。 ◆今日の講座で学んだ中で重要だと思ったことは、1人1台の端末で何につながっているか?です。子ども同士がつながるICTになるのは、結構大変なハードルがあることがわかりました。後半の実習では、教師とのつながり、ペアのつながり、子ども同士のつながりが、実際の授業ではどういうイメージなのかが、よくわかりました。 まだまだICTが、よそいきでしかない現実を思い知らされました。 ◆今日の講座で学んだ中で重要だと思ったことは、ICTをただ使うのではなく、生徒同士が協働して課題解決するために活用するのが大切だということです。ICTがない場合は、近くの仲間数人としか話し合えませんが、ICTの活用によって、共有された全員の考えをもとにして話し合えるようになることが分かりました。普段ICTを使っていても、生徒のための使い方ができているのか疑問でした。今日のセミナーで、やはり生徒のための使い方にはなっていなかったことが分かりました。そして、どのような使い方が良いのか、そのヒントをいただくことができました。今日の学びをもとに、授業づくりを見直していきたいです。ありがとうございました。 |
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