最新更新日:2024/10/30 | |
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1月21日(土)13:30より第10回セミナーを実施しました。
1月21日(土)13:30〜15:30に第10回セミナーを愛知文教大学 ABUラウンジにおいて実施しました。講師には、学び合う学び研究所フェロー 林 文通 先生、ゲスト実践者として、小牧市立岩崎中学校 山田 祐未先生をお招きし「学びを楽しむ授業づくり・学校づくり」をテーマに行いました。
セミナーは以下の流れで進みました。 授業から学ぶ guest teacher :山田祐未先生 *グループで何をしたいのか −休憩 *授業をデザインする 学校づくりで大切にしたいこと 1.はじめに 林先生の自己紹介として、昨年4月より、名古屋大学 大学院(高度 専門職業人養成 コース)で 教育方法学を学び始めた経験を踏まえながら、リカレント教育について話していただきました。 続いて、参加者の自己紹介 グループ内で自己紹介 今年頑張ってみたいことの共有 2.授業から学ぶ □グループでの学びについて、 大学生が「グループ活動」についてどう感じているかの紹介 □授業ビデオ 中学2年生「言葉と向き合う 短歌を味わう」 短歌:「観覧車 回れよ回れ 想い出は 君には一日 我には一生」 授業実践者からのコメントを聞き ビデオを視 聴 □ビデオを見て、どんなことを感じたのか、グループで交流 □全体共有 ・分からないことを共有している、その関係性、ケアについて学ぶことができた。 ・グループの聴き合う言葉が「こうじゃない?」など、確かめ合いになっている。 ・グループの聴き合いがあったから、全体での共有で深まりが生まれた。 ・学習課題とグループ活動がどうかかわっていたのか。短歌を味わうために、4コマ漫画をつかった。表現と話し合いの関係があった。そもそも漫画をはさむ必要があったのか。 ・ディベートとはちがい、グループでの話し合いで友だちの考えが否定されていない。 □授業者に聞いてみる 「グループで何をしたかったのか? 」「グループの様子をどうとらえたか?」の2点について語ってもらいました。 ・フロアーからの質問として「生徒はグループの中で漫画をどう扱っていたのか」「授業者はこの短歌をどう解釈されていたのか」「4コマ漫画は生徒にとってかなりハードルが高いのでは」などが出され、山田先生よりそれぞれコメントがありました。 □林先生より「ペア・グループ学習」についての考えを語っていただきました。 ― 休 憩 ― □授業をデザインする 授業者は途中、短歌の中の「君」を人に限定することを決断しました。後半の授業ビデオを視聴し、授業がどう変わったかを考えました。 □ビデオを見て、どんなことを感じたのか、グループで交流 □全体共有 ・人に限定したことで、その人の表情や考えを捉えやすくなり、読みにつながった。 ・限定したことと同時に、音読が学びを変えた。 ・先生が限定しなくても、110のS10が「なんだか重たい感じ」と発言しているが、その発言の扱いで、「どうしてそう感じたのか」を訊ねていくことで、方向転換していけた。 ・音読することで生まれる生徒の変化には驚かされる。イメージ化はどんどん進んでいく。 □林先生からのコメント:授業者は、生徒の反応をみて、その場で授業をデザインする必要がある。その難しさを強く感じる。 □山田先生のコメント :授業は生徒同士で進んでいくといいと思っている。人に限定することで、生徒が進めやすくなると思い決断した。もともと限定するつもりはなかった。セミナー参加者の交流を聴き、生徒の中からそのきっかけがあったことに気づいた。 3.学校づくりについて 林先生が校長の経験から得た「学校づくり」について語ってもらいました。 □初めて教師になった時、困ったことは何ですか? □それを、どうやって解決するの? □教師はどうやって「教師」になるのか?ダン・ローティ「スクールティーチャー」より □初日から「先生」と呼ばれる □これからの未来ある若手教師を、どうやって育てていくか考えていますか? その仕組みは学校にありますか? □教師の特性 教師の本音は、個人主義に陥りやすい □授業研究・研究協議で教師を育てよう □授業づくりは学校づくり 参加された方からの振り返りを紹介します。 ◆本校で一度見せていただいた授業でした。時間を空けて、もう一度ふり返る中で、改めて、授業の奥深さと楽しさを実感しました。 ・自分の予想や考えとは全然違う考えが出てくる。 ・グループ学習ではなく、一斉学習だったら、様々な考えはでない?? ・グループにする前に、個人で考える時間を入れたらどうなるのか? ・「音読」の後に、生徒の意見が変わった。確かに!! ・人か観覧車以外にも、親子って考えることができる! 生徒の意見を「聴く」とは、やっぱり大事!ありがとうございました。 ◆授業づくりは学校づくり、学校づくりは市民づくり、どういう市民になってほしいかを願い、教科の力を借りて育む必要性があると改めて思いました。 授業からは教材研究、児童理解、音読の価値、グループ交流の価値について、振りかえり吟味する時間になりました。 学び合う学び研究所 第12回セミナーのご案内
学び合う学び研究所 第12回セミナーを3月11日(土)13:30〜15:30に開催します。
会 場:愛知文教大学 ABUラウンジ テーマ:わかることの意味を考える 講 師:学び合う学び研究所 所長 中島 淑子 先生 申 込:学び合う学び研究所ホームページ 行事予定 3月予定GOOGLE フォームより <セミナー内容> 本セミナーでは、アナログ時計の指導法について考えていきます。 小学校1年生の算数では、時計の読み方を学習します。苦手な子どもたちが多い内容です。ネットにも、時計の読めない成人の悩みが寄せられています。短針が連続量を表していることが、理解できないことの理由だと考えています。時計の歴史を考え、砂時計等を利用して、アナログ時計の理解ができるような指導法を、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。 <スクールバス利用のお知らせ> 公共交通機関をご利用の方に、スクールバス(JR高蔵寺駅発13:00一便のみ)を準備しました。乗り場案内も添付いたします。ご利用ください。 |
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