最新更新日:2024/12/19
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2024年度のセミナーを募集しております。多くの皆様のご参加をお待ちしております。2025年1月の学習講座の申し込みができます。右「行事予定」のバナーからGoogleフォームで申し込みをお願いします。

1月21日(土)13:30より第10回セミナーを実施しました。

 1月21日(土)13:30〜15:30に第10回セミナーを愛知文教大学 ABUラウンジにおいて実施しました。講師には、学び合う学び研究所フェロー 林 文通 先生、ゲスト実践者として、小牧市立岩崎中学校 山田 祐未先生をお招きし「学びを楽しむ授業づくり・学校づくり」をテーマに行いました。

 セミナーは以下の流れで進みました。
授業から学ぶ
 guest teacher :山田祐未先生
 *グループで何をしたいのか
  −休憩
 *授業をデザインする
学校づくりで大切にしたいこと

1.はじめに
 林先生の自己紹介として、昨年4月より、名古屋大学 大学院(高度 専門職業人養成 コース)で 教育方法学を学び始めた経験を踏まえながら、リカレント教育について話していただきました。
 続いて、参加者の自己紹介
グループ内で自己紹介
今年頑張ってみたいことの共有

2.授業から学ぶ
□グループでの学びについて、
 大学生が「グループ活動」についてどう感じているかの紹介
□授業ビデオ 中学2年生「言葉と向き合う 短歌を味わう」
 短歌:「観覧車 回れよ回れ 想い出は 君には一日 我には一生」
 授業実践者からのコメントを聞き ビデオを視 聴
□ビデオを見て、どんなことを感じたのか、グループで交流
□全体共有
・分からないことを共有している、その関係性、ケアについて学ぶことができた。
・グループの聴き合う言葉が「こうじゃない?」など、確かめ合いになっている。
・グループの聴き合いがあったから、全体での共有で深まりが生まれた。
・学習課題とグループ活動がどうかかわっていたのか。短歌を味わうために、4コマ漫画をつかった。表現と話し合いの関係があった。そもそも漫画をはさむ必要があったのか。
・ディベートとはちがい、グループでの話し合いで友だちの考えが否定されていない。
□授業者に聞いてみる
「グループで何をしたかったのか? 」「グループの様子をどうとらえたか?」の2点について語ってもらいました。
・フロアーからの質問として「生徒はグループの中で漫画をどう扱っていたのか」「授業者はこの短歌をどう解釈されていたのか」「4コマ漫画は生徒にとってかなりハードルが高いのでは」などが出され、山田先生よりそれぞれコメントがありました。
□林先生より「ペア・グループ学習」についての考えを語っていただきました。
  
  ― 休 憩 ―

□授業をデザインする
 授業者は途中、短歌の中の「君」を人に限定することを決断しました。後半の授業ビデオを視聴し、授業がどう変わったかを考えました。
□ビデオを見て、どんなことを感じたのか、グループで交流
□全体共有
・人に限定したことで、その人の表情や考えを捉えやすくなり、読みにつながった。
・限定したことと同時に、音読が学びを変えた。
・先生が限定しなくても、110のS10が「なんだか重たい感じ」と発言しているが、その発言の扱いで、「どうしてそう感じたのか」を訊ねていくことで、方向転換していけた。
・音読することで生まれる生徒の変化には驚かされる。イメージ化はどんどん進んでいく。
□林先生からのコメント:授業者は、生徒の反応をみて、その場で授業をデザインする必要がある。その難しさを強く感じる。
□山田先生のコメント :授業は生徒同士で進んでいくといいと思っている。人に限定することで、生徒が進めやすくなると思い決断した。もともと限定するつもりはなかった。セミナー参加者の交流を聴き、生徒の中からそのきっかけがあったことに気づいた。

3.学校づくりについて
 林先生が校長の経験から得た「学校づくり」について語ってもらいました。
□初めて教師になった時、困ったことは何ですか?
□それを、どうやって解決するの?
□教師はどうやって「教師」になるのか?ダン・ローティ「スクールティーチャー」より
□初日から「先生」と呼ばれる
□これからの未来ある若手教師を、どうやって育てていくか考えていますか?
 その仕組みは学校にありますか?
□教師の特性 教師の本音は、個人主義に陥りやすい
□授業研究・研究協議で教師を育てよう
□授業づくりは学校づくり

 参加された方からの振り返りを紹介します。
◆本校で一度見せていただいた授業でした。時間を空けて、もう一度ふり返る中で、改めて、授業の奥深さと楽しさを実感しました。
・自分の予想や考えとは全然違う考えが出てくる。
・グループ学習ではなく、一斉学習だったら、様々な考えはでない??
・グループにする前に、個人で考える時間を入れたらどうなるのか?
・「音読」の後に、生徒の意見が変わった。確かに!!
・人か観覧車以外にも、親子って考えることができる!
 生徒の意見を「聴く」とは、やっぱり大事!ありがとうございました。
◆授業づくりは学校づくり、学校づくりは市民づくり、どういう市民になってほしいかを願い、教科の力を借りて育む必要性があると改めて思いました。
授業からは教材研究、児童理解、音読の価値、グループ交流の価値について、振りかえり吟味する時間になりました。

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学び合う学び研究所 第12回セミナーのご案内

 学び合う学び研究所 第12回セミナーを3月11日(土)13:30〜15:30に開催します。
会 場:愛知文教大学 ABUラウンジ
テーマ:わかることの意味を考える
講 師:学び合う学び研究所 所長 中島 淑子 先生    
申 込:学び合う学び研究所ホームページ 行事予定 3月予定GOOGLE フォームより
<セミナー内容>
 本セミナーでは、アナログ時計の指導法について考えていきます。
 小学校1年生の算数では、時計の読み方を学習します。苦手な子どもたちが多い内容です。ネットにも、時計の読めない成人の悩みが寄せられています。短針が連続量を表していることが、理解できないことの理由だと考えています。時計の歴史を考え、砂時計等を利用して、アナログ時計の理解ができるような指導法を、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。

<スクールバス利用のお知らせ>
 公共交通機関をご利用の方に、スクールバス(JR高蔵寺駅発13:00一便のみ)を準備しました。乗り場案内も添付いたします。ご利用ください。
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配布文書

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