最新更新日:2024/12/19 | |
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8月6日(土)13:30より第5回セミナーを実施しました。
第5回セミナー(8月6日(土) 13:30〜15:30)を愛知文教大学 ABUラウンジにおいて、岩倉市教育委員会教育長 野木森 広先生、岩倉市立南部中学校 横山 雄大先生により「数学における学び合う学びの授業実践から学ぶ」をテーマとして実施しました。
BA.5対策強化宣言が発出される中でしたが、31名の方に申込みいただきました。一部、体調不良による欠席がありましたが、講師も含め30名の方による学び合いができました。岩倉市では、複数年にわたる学び合いによる授業研究が続けられ、岩倉南部中学校はパイロット校の一つであります。有尾校長先生、柴田先生にもご参加いただき会がはじまりました。 1 岩倉南部中学校の現職教育について 教務主任の柴田 健治先生より説明いただきました。 〇岩南中研究グランドデザインについて 〇南中スタイルの授業のポイント(四つの学びの作法の徹底) 本年度は、「聴く・つなぐ・もどす」の三つの教師の役割の中で、「もどす」を中心に研究を進めている 〇マイプラン(1⃣教科の指導理念2⃣共有課題の設定3⃣ジャンプ課題の設定)による授業構想の作成 2 数学の授業実践紹介 横山先生からは、マイプランを提示しながら、単元を通して大切にした点、さらに教師の姿勢として以下の3点を提示されました。 〇用語はおさえるが、例題を解いたり、解き方を伝えたりしない。 〇授業課題は、共有課題・ジャンプ課題ですすめる。 〇班活動を軸に、生徒の疑問を生徒が解決する。班で解決できないことを「お悩み相談会」として、学級で話し合い、もう一度、班に戻すという授業で行っている。 授業動画の視聴 課題「連立方程式9/11」 視聴後、横山先生が現在、「授業づくりで悩んでいること」を以下の3点に提示された 〇既習内容を復習すべきか 〇班内の「みんな見てあげて」など声掛けのタイミング 〇Jumpの課題(次の課題)を先に提示しない方がよかったか。 3 グループ協議会(15分) 視聴した動画と授業者の課題について、4人グループでリフレクションを行いました。 4 全体交流会 <各グループで得た学びを共有> ●「わからない」といえる教室であり、わかったふりをしない生徒が多い。各グループにいるわからない生徒へ教師は一つ一つ対応できないため、教師が、そうした状態にモデルを示すことで、各グループに戻すことができるのでは。 ●各生徒の分からなさに対して全て復習することはできない。そう考えると、お悩み相談の場が有効。声掛けは、グループの状況に応じた内容とタイミングが必要。次の課題の提示は、ワクワク感を大切にするため、タイミングを考えたい。 ●声掛けは「わからない子発信」を大切に、教師がつなぐことが大切ではないか。 ●「わからない」ことを自分から言える。わかる子が一方的に教えるのではなく、要請を受けて教えることを大切にしたい。 ●学び方の四つの作法について、作法ができている生徒を大きく評価することで、他の生徒に広げることが大切。各教科のマイプランにジャンプ課題が示されていることが素晴らしい。 ●課題について、何を学ばせたいかを明確にし、生徒の学びを集中させたい。教師が思考させたい点をしっかりと持つことが大切だと考える。班の全員が課題について自分の言葉で説明できるような、グループの学びに厳しさが必要ではないか。 ●「わからない」が言える雰囲気づくり、環境が大切。グループの中で、共有課題をしている生徒とジャンプ課題をしている生徒が混在していた。理解の遅い生徒が、先に進んでいる生徒に教えてといえる風土が大切ではないか。 ●「わからない」といえる状況づくり、声掛けのタイミングについても、「わからない」と言えることが関係している。共有とジャンプの課題の質の違いを意識する必要がある。 以上、各グループでの学びが活発に共有されました。 5 コメント 岩倉市教育委員会教育長 野木森 広先生より、実践発表と発表を受けた学び合いについてコメントをいただきました。 まず、2018年10月に行われた研究発表会に、愛知教育大学特任教授の立場で参加された感想を「生徒が知をひらき、自分の言葉で表現する姿から、一人ひとりの学びを保障している授業に誇らしさを感じた」と感動をもって紹介されました。 さらに研究理念を共有するため、以下の4点が紹介されました。 1⃣すべての生徒の学ぶ権利を保障する 2⃣すべての生徒に向上的変容を約束する 3⃣仲間と支え合いながら、安心して学べる環境を準備する 4⃣すべての職員が参加し、自らの能力を開花させることができる研究を目指す 全員参加のための方策として、思考レベルの参加であることが確認されている 「探求」「創造」「協働」の言葉が定義されていることの確認 具体的な生徒の姿として、4項目の「学びの作法」で示している。 「自ら仲間の力を借りる」 「分かったふりをしない」 「さりげない手を差し伸べる」「最後まで知り捨てない」 ■これまでお話した研究理念について、グループで共有してください。5分 <グループの学びを全体で共有> ●この理念は、探究することで、最初から分かっている答えではなく、未知のものへ向かって授業し、どの子も「今日は学んでよかったな」と思えることではないかなと感じました。 ●他市から異動し、学び合いについて、何をしているかよくわからなかった。しかし、ここに掲げられたような理念を理解することで、最近はすっきりしている。最近は若い先生が増え、形だけやっているように感じることがある。改めて、この理念の大切さを感じた。 ●学ぶことの本質を研究したいなと思ってきた。そして、長く続く研究をやりたいなと感じています。南中の歴史から考えて、生徒たちの学びを何とか変えたいとの思いから、この理念をつくり研究してきた。 具体的な方策 〇授業研究のシステム化 〇生徒参画(学習委員会)の作成した短期目標の掲示 〇主体的・対話的で深い学びの実現のための取り組み 横山実践に学ぶ 〇あるグループの学びへのコメント(グループ内のコミュニケーションについて) 〇実証主義の学習 ⇔ 構成主義の学習 〇これからの学びは「資質・能力」を育成する必要がある。 〇「結果」重視 ➡「過程」重視(思考力) 第一の学習モードと第二の学習モード(Gregory Bateson) 中国・銀海小学校4年の筆算 共有問題とジャンプ課題 ヴィゴツキーの発達の最近接領域 教師のリフレクションの三段階 研究発表時のリフレクションの紹介 教師の専門性を問い直す 岩倉市授業デザイン研究会による「学びひたる子ども」 岩倉市 教師の学び場(チームズ) 6 岩倉南部中学校校長 有尾 幸市先生 あいさつ 貴重な場を提供していただき、ありがとうございました。今日のセミナーに参加をして、改めて感じたこととして、未だに「わからない」ということを言い出せない生徒がいるということです。次の世代に研究を引き継ぐものとして大切していきたい。 本日のセミナーを振り返り、岩倉市と小牧市の先生方が交流できたことに大きな意味があると感じています。今後、他市町の交流を実現していけるように進めていきたいと感じました。 参加された方からの振り返りを紹介します。 ◆今日のセミナーで学習した中で重要だと思ったことは「学び合う学びの主役は、児童生徒であり、分からないことが学びを深いものとすること」です。 とても雰囲気のよい学級での授業を観ることができ良かった。授業者から出された「課題」は、授業者として非常に的確で、学び合う学びの根本を知るのに役立つものでした。 野木森教育長のお話も、様々な観点からの話で、新たな発見や興味・関心を抱かせる内容で大変良かったと感じています。授業実践から学ぶ機会を与えていただき、感謝しています。岩倉の先生方、ありがとうございました。 ◆今日のセミナーで学習した中で重要だと思ったことは「依存できる力と依存できる環境作り」です。 提案者の横山先生が、最後に3つの悩み/迷いを話されたことが良かったと思います。「復習のタイミング」、「声かけのタイミング」、「ジャンプ課題の提示のタイミング」について。この3点についてグループで話す中で、学び合う学びの理念について再度確認することができました。そして、その理念について、言葉で整然とまとめることの善し悪しについて考えさせられました。 近年、学校が若返り(言葉は良いですが)、教育技術の継承が問題点の一つになっているのではと感じています。学び合う学びについても、理念が分からないまま、そのスタイルだけが一人歩きしているのではと感じることがあります。これから学び合いを始めようとする先生方には、その理念が整然とまとめられたものがあれば納得して実践できると思います。一方で、その理念が字面だけのものになってしまうと、いわゆるHow to本になってしまいます。だからこそ、共同・協働することの大切さを改めて感じました。上手に働き方改革を進めながら、学び合いの継承が進む文化を根付かせたいと思いました。 学び合う学び研究所 第6回セミナーのご案内
学び合う学び研究所 第6回セミナーを9月10日(土) 13:30〜15:30に開催します。
会場:愛知文教大学 ABUラウンジ テーマ:深い学びの実現を社会科から考える 講 師:実践発表者 犬山市立犬山中学校 教諭 安形 直樹 先生 :コメンテーター 岐阜聖徳学園大学 教授 玉置 崇 先生 申 込:学び合う学び研究所ホームページ 行事予定 9月予定GOOGLE フォームより <セミナー内容> 安形先生からは、単元をつらぬく課題に対して、社会的な「見方・考え方」を働かせながら、知識を相互に関連付けて、級友の考えを参考にしながら、生徒一人一人が納得解・最適解を導き出す授業実践を発表します。深い学びができたと考察する生徒の振り返りも紹介していただき、フロアーで学び合いたいと思います。 犬山中学校のアドバイザーをつとめる玉置 崇先生からは、犬山中学校の授業研究を通した学校改革の取り組みについてコメントしていただきます。 <スクールバス利用のお知らせ> 公共交通機関をご利用の方に、スクールバス(JR高蔵寺駅発13:00一便のみ)を準備しました。乗り場案内も添付いたします。ご利用ください。 学び合う学び研究所 第5回セミナーのご案内
学び合う学び研究所 第5回セミナーを8月6日(土) 13:30〜15:30に開催します。
会場:愛知文教大学 ABUラウンジ テーマ:数学における学び合う学びの授業実践から学ぶ 講 師:コメンテーター 岩倉市教育委員会 教育長 野木森 広 先生 :実践発表者 岩倉市立南部中学校 横山 雄大 先生 申 込:学び合う学び研究所ホームページ 行事予定 8月予定GOOGLE フォームより <セミナー内容> 岩倉市立南部中学校では、2015年よりスーパーバイザー倉知雪春先生を招き「学び合い」の授業研究に取り組できた。その実践は、岩倉市内に広がりを見せている。本年度の研究主題は「知をひらく」とし、生徒を独りにしない授業を基盤として「探究・協働・創造」の3つの柱を設定した授業デザインを工夫している。そうした取り組みの中から数学の授業について発表していただき、参加者で学び合いたいと思います。 その後、岩倉市教育長の野木森 広先生をコメンテーターに迎え、岩倉市の現状や本セミナーの学びについてコメントしていただきます。多くの皆様のご参加をお待ちしております。 <スクールバス利用のお知らせ> 公共交通機関をご利用の方に、スクールバス(JR高蔵寺駅発13:00一便のみ)を準備しました。乗り場案内も添付いたします。ご利用ください。 第2回学び合う学び研究所 フェロー会議を実施しました出 席 者 : 中島淑子所長、永井勝彦事務長、 シニアフェロー:副島 孝、柴田好章(欠席) フ ェ ロ ー : 倉知雪春、後藤孝文、神戸和敏、木村芳博、林 文通、中川行弘、松村美奈、竹中 烈 、内田吉哉、 (栗木智美:公務のため欠席) 1⃣ 委嘱状交付 2⃣ シニアフェロー講演会 講師:副島 孝先生 テーマ「アンラーニングとリーダーシップ、おまけで練り上げ」 3⃣ 議 事 学び合う学び研究所 活動基本方針について意見交換を行いました。 フェロー紹介
所長・事務長
フェロー紹介
シニアフェロー
フェロー紹介
フェロー
フェロー紹介
フェロー
フェロー紹介
フェロー
フェロー紹介
フェロー
第4回セミナー 中 止 のお知らせ
7月23日(土) 13:30〜15:30に予定をしておりました
第4回セミナー 「子どもの学びをどうとらえるか?〜授業記録による授業分析の方法〜」 につきまして、 講師の先生のご都合により中止とさせていただきます。 参加申し込みいただきました多数の方々、楽しみにしてみえたことと存じますが、 残念ながら中止の判断をいたしました。 次回、以降のセミナーへのご参加をお待ちしております。 6月25日(土)13:30より第4回セミナーを実施しました。
第3回セミナー(6月25日(土) 13:30〜15:30)を愛知文教大学201教室において、学び合う学び研究所フェロー 竹中 烈先生により「不登校児童生徒の学びをどう保障するか〜学校外の学びの場の現状をふまえながら〜」をテーマとして実施しました。
「20年ほど前、フリースクールのスタッフとして、不登校の子どもたちやその保護者と接しながら、『こういった子どもたちが生きづらさを抱えずに学んでいくためのあり方とは何だろう』ということを考えたことが研究(教育社会学)に進むきっかけでした。」との自己紹介からセミナーがはじまりました。 今回のセミナーには、大学生からさまざまな地域、校種の先生方や教員以外の方が22名集い学び合う場になりました。 〇 本日のセミナー内容の提示 1⃣ 不登校の現状 2⃣ 広がる不登校支援の現状やその思想的背景 3⃣ 不登校支援をめぐる制度的課題 4⃣ 公設民営による教育支援センターの先進事例(ZOOMでの対話を通して) 1.不登校の現状 不登校の背景にあるものは? 不登校の定義と実態の乖離 不登校の現状(不登校児童生徒数の推移、不登校の要因) 不登校の要因に関するNHKと文科省調査の比較 未来地図による保護者調査 令和2年度不登校児童生徒の実態調査 ●グループでのシェア「不登校の現状(要因)について、皆さんが持っておられる実感などと照らし合わせながら意見や感想をシェアしてください」 各グループでは、普段交流のない参加者が普段から持っている感想と本日の学びが交流されていきました。 2.広がる不登校支援の現状やその思想的背景 (1)特例校制度について 事例:岐阜市立草潤中学校の学校概要 選択できる日課表・学校環境とその名称(校長室=マネジメントオフィスなど) (2)教育支援センター(適応指導教室) (3)フリースクール 現状、NPO全国ネットワーク、フリースクールの実態 大分教育委員会の作成した支援ガイド デモクラティックスクールの思想 神戸自由学院の紹介・NPO法人越谷らるご「りんごの木」 NPO法人フリースクールクレイン・ハーバー 非営利型民間施設の特徴と課題 東京シューレの採用ガイドライン 民間施設についてのガイドライン(試案)抜粋 令和元年10月25日 「学び」をどう捉えるか・・・学習内容の問題 ●グループでのシェア「『学び』の多様性の現状と標準化への流れについてお話をしました。ここまでの意見や感想をシェアしてください」 各グループでは、不登校支援の多様な広がりについて、驚きと可能性を語り合う場になりました。 3.不登校支援をめぐる制度的課題<時間の関係で各自が資料を事後確認> 4.公設民営による教育支援センターの先進事例:Zoomでの対話を通して NPO法人カタリバ・雲南市教育支援センターおんせんキャンパス 所長代理 池田 隆史先生 との オンライン対話 雲南市教育支援センターの概要 事業目的 1⃣児童生徒の社会的自立 2⃣雲南市の教育環境の発展 事業運営の基本的な考え方 おんせんキャンパスの特徴1⃣ 教育委員会のバックアップがあり諸機関との連携がスムーズ おんせんキャンパスの特徴2⃣ スタッフに多様性がある。その強みからプログラム開発 おんせんキャンパスの特徴3⃣ NPOのネットワークや柔軟性、スピードを生かした活動 上記の3点が、公設民営での教育支援センターでの利点になっている。 ●グループでのシェア「池田先生の実践報告を聴き、ここまでのセミナー内容も含め、意見や感想をシェアしてください」各グループでは、不登校支援の多様で具体的な場面のお話を聴くことができ、活発な学び合いが生まれていました。 ●「それでは、池田先生との対話をします。どなたからでも質問や意見をお願いします。」 【質問1】小学校勤務の先生から、自分の教室での不登校の子どもについて、保護者とのかかわりや対応で苦慮している現状に対してアドバイスが欲しい。➡ <応答>非常に難しいですね。どの保護者も「困り感」を抱えているが、世間体を気にして、なかなか本音が言えない保護者が多い。われわれは、地域や家庭で孤立している保護者とどのように関係性を築いてくかという点に配慮している。 【質問2】中学校勤務の先生から、おんせんキャンパスと学校を併用して利用している子どもたちが、周りの目を気にすることはないのか。また、施設としては、最終的に子どもたちにどうなってほしいと願っているのか。 ➡ <応答>通ってくる子どもたちの様子を見ていると、周りの目を気にしている子どもたちはいない。むしろ、気にしているのは大人ですね。二つ目の質問の、最終的に、「子どもたちを学校に戻す」ということには、あまりこだわっていない。一人ひとりの子どもによって対応のグラデーションがある。このキャンパスでやりたいことを伸ばしたり、いろんな機関が連携したりして、新しい道を拓いてやりたい。 【質問3】行政機関の経験のある先生から、人口3万8千人の小さな町で、市外の民間施設が委託を受けてうまく進めてみえるのは、大変に珍しい。他の行政ではうまくいかない事例が多くある。教育支援センターを民間委託するという発想がなかったので、今日は大変面白い内容でした。 ➡ <応答>参考になるか分かりませんが、今回の委託には二つの文脈があります。一つは、キャリア教育(探究的な学び、土曜の社会教育プログラム)です。二つ目は、不登校支援の文脈です。もともと、雲南市は社会教育、ふるさと教育を大切にしており、街づくりプログラムの一貫として、カタリバがスタートしました。つまり、教育予算だけでなく、地方創生の関係でも予算があり、国の予算も含め、町ぐるみの事業になっています。 以上、短い時間でしたが、大変に学びの多い交流になりました。 参加された方からの振り返りを紹介します。 ◆今日のセミナーで学んだ中で重要だと思ったことは「島根県雲南市のNPOと組んだ実践」です。不登校問題を正面から語り合う機会は、あるようでない。この問題は、各人の教育観、学校観、子ども観とも関わるので難しい問題である。個別の問題ばかりが取り上げられる傾向が強い。それだけに、雲南市での取組みも含めて、もう少し大きな観点から考え合う貴重な機会となった。 ◆今日のセミナーで学んだ中で重要だと思ったことは「不登校生徒との接し方」です。 不登校生徒の対応は本当に人それぞれで違う対応を求められます。その1人1人にどう向き合えばいいのか、いつも悩んでいます。今日のセミナーを聞いて、学校復帰ではなく社会的自立のためにどうすればよいか、どのような機関があるのか、そしてその機関とどのように連携をとればいいのかを知ることが大切だと思いました。その子その子の現状段階を把握し、親との連携することで、今どのような支援が必要なのか考えていきたいと思いました。本校にも別室登校用の部屋がありますが、基本自習の体制になっています。市内には適応指導教室もあるので、そこがどのようなアプローチをしているのか、教えていただこうと思います。そして、それを学校にいる別室登校の生徒にも生かせることがあれば、同じ方向を向いて支援ができると思いました。 学び合う学び研究所 第4回セミナーのご案内
学び合う学び研究所 第4回セミナーを7月23日(土) 13:30〜15:30に開催します。
会場:愛知文教大学 ABUラウンジ テーマ:子どもの学びをどうとらえるか?〜授業記録による授業分析の方法〜 講 師:名古屋大学大学院 柴田 好章 先生 申 込:学び合う学び研究所ホームページ 行事予定 7月予定GOOGLE フォームより <セミナー内容> 授業とは、教材を介した子ども同士の学び合いであり、授業研究とは、子どもの学びの姿を介した教員同士の学び合いです。端的に言えば、授業研究とは子ども理解の機会です。実践の省察(リフクレション)と教員同士の協働(コラボレーション)による授業研究(=教師の学び)の質を高めるために、本セミナーでは授業記録による授業分析の方法について学びます。教師の意思決定の基盤となる洞察力を高めるための方法や、校内研究(研修・OJT)を活性化するための方法について、一緒に考えていきましょう。 <スクールバス利用のお知らせ> 公共交通機関をご利用の方に、スクールバス(JR高蔵寺駅発13:00一便のみ)を準備しました。乗り場案内も添付いたします。ご利用ください。 5月21日(土)13:30より、第2回セミナーを実施しました。
第2回セミナー(5月21日(土) 13:30〜15:30)を、ABUラウンジをにおいて、春日井市立高森台中学校長 水谷 年孝先生を講師にお迎えして「1人1台クラウド環境を活用した学び − 春日井市での実践から −」をテーマとして実施しました。
今回のセミナーには、33名の参加者がありました。その中には、県外から参加された方がみえ、大学生からさまざまな年齢や経験年数、校種の先生方が集い学び合う場になりました。 1.「今、学校では、教室では何が起きているのか」<動画視聴> 水谷先生からの自己紹介をうけて動画を視聴しました。 「小学6年生の担任の先生が、出勤後、職員室において、まず端末を開き、一日の授業の内容を見直し、子どもたちに送信しています。教室へ移動すると、登校した子どもたちは朝の活動を始めています。先生からの指示はなく、子どもたちは、持ち帰っていた一人一台のクロームブック端末を開き、Googleクラスルームを見ます。それぞれが今日の学習の確認であったり、どんな活動をするかを確認したり、入力をしたりして過ごしています。」 途中で止められた動画について、「この動画はYouTubeで公開されている」「2年前の様子であり、春日井市にはこんな小学校もあります。」と付け加えられました。続いて、中学校の授業では、「タブレットをグループで見合い、意見交流をしている」場面や、別の授業では「生徒が自由に立ち歩いている。自分のタブレットをもって、同じような仮説を立てた生徒と意見交流をしている。その横では、一人で考えている生徒がいる」といった場面が紹介されました。 この動画は、360度カメラで撮影された授業動画で、授業後には、好きな方向・場面をリフレクションできることをコメントされ、セミナーが始まりました。 2.本日のセミナー内容の提示 1⃣ 春日井市での教育の情報化の歩み 2⃣ GIGAスクール構想の重要性 3⃣ GIGA環境活用の日常の授業から 4⃣ クラウド活用による校務の情報化の事例 本セミナーの内容提示があり、水谷先生から、非常にわかりやすい講演が続きました。約30分程度の講演を受けて、グループワークを入れ、学んだことを共有する形で研修が進んでいきました。 1⃣ 春日井市での教育の情報化の歩み 〇12年前からのICT環境整備状況 〇1999年スタート 校務の情報化 〇10年前から授業でのICT活用 〇出川小・高森台中の校内研究会の公開 〇市内教務主任、少経験者の研修(模擬授業について協議) 2⃣ GIGAスクール構想の重要性 〇学びのためのICT活用へ 〇現行指導要領の学びのための基盤 〇クラウド活用で従来からのPC利用より質が一段と高い活用へ 〇教育データの利活用のために 3⃣ GIGA環境活用の日常の授業から 〇今年の10月に、JAET全国大会を春日井市で開催し、市内6校が中心となり授業を公開し、進めている。 〇中学校 社会授業の例 情報収集→整理→まとめ・表現 ●ここまでの、講演からの学びの共有 「どんなことを学びましたか?」グループで学び合いましょう。(7つの四人グループにおいて感想・疑問・学びの共有) ●グループでの学びを二人の参加者から発表がありました。 〇小学6年 国語の授業例(物語のヤマ場を見つける) 授業の進め方は、事前に教師からGoogleクラスルームによって送られている。子どもたちはこれからどのように学ぶのかを話し合っています。示されている授業の流れ「ゴール、情報の収集、整理・分析、まとめ・表現」の空欄について話し合い、自分たちで書き込み、活動していく。決めるのは子どもたち。 〇中学2年 社会(地理:なぜ日本は和食の食材が豊富なのか、自然環境の面から考えよう)情報収集→整理→まとめ・表現 この授業では、仮説の証明をプレゼンにまとめ、友だちと意見交換している様子 〇端末・クラウド活用による授業の変化について ・活用する手段の選択肢の多様化 ・児童生徒の活用時間、扱うデータ量、コミュニケションの増加 ・アウトプットの量・質の向上 ・「教える授業」→「学ぶ授業」への変化 ポイント=情報活用能力の育成 具体例として、美術や家庭科の授業では、技法を動画により撮影し、自由に見られる使い方が紹介された。 ●ここまでの、講演からの学びの共有 「どんなことを学びましたか?」グループで学び合いましょう。(7つの四人グループにおいて感想・疑問・学びの共有) ●グループでの学びを二人の参加者から発表がありました。どこから情報を得るのか?学びの骨格を子どもたちに任せることで、学びが子ども自身のものになっている。 10分の休憩<情報交換> 〇Googleフォームに問題の工夫、ジャムボードの問題、振り返りシートの活用、生徒が考える「一人一台クロームブックを活用する授業のよさはこれだ」の紹介 〇研修・実践の共有 4⃣ クラウド活用による校務の情報化の事例 〇情報共有・意見交換 休校中の意見集約、オンライン研修 〇連絡・情報共有 〇資料共有 職員会議の議題・資料 校内研修資料の共有 〇調査・アンケート 〇その他・行政との情報共有 5⃣ まとめ GIGA環境活用の実践、順調に進んでいるのは 〇まず、日常業務で活用して、教師が便利さを体験する 〇体験から授業活用イメージをつかむ 〇無理せず、日常の授業でスモールステップで着実に 6⃣ 研究開発学校 4年間のスタート 〇出川小・高森台中「情報の時間」の創設について 〇StuDX Style による事例発信 〇JAET全国大開催 10月28-29日 愛知県・春日井市大会の紹介 ●ここまでの、講演からの学びの共有 「どんなことを学びましたか?」グループで学び合いましょう。(7つの四人グループにおいて感想・疑問・学びの共有) ●グループでの学びを参加者から「教務主任の研修・協議が大きなスタートになったと感じている。」との発表がありました。 2時間があっという間に過ぎていきました。学校が組織的に取り組んでいる事例は多く存在しますが、市内のモデル校が中心となり実践研究開発をし、研修の場を通して水平拡大する取り組みは、春日井モデルとしてシステムが確立し、大きな成果と先進性を生んでいると感じられました。 参加された方からの振り返りを紹介します。 ◆今日のセミナーで学習した中で重要だと思ったことを ひとつ挙げると、「協同、協働」です。水谷先生ありがとうございました。 水谷先生が生き生きと語られたお話が、子どもの姿・子どもの事実として表出されていました。仲間を巻き込み、ビジョンを共有して、協同して組織的にいつも成果をあげる水谷先生はさすがです。水谷先生のおかげで、懐かしい皆さまとも久々に会うことができました。これからもいっぱい学ばせてください。 ◆今日のセミナーで学習した中で重要だと思ったことを ひとつ挙げると、「学習コンテンツを学ぶ授業から、学び方を学ぶ授業への大転換が進んでいること」です。 4年前にフィンランドの学校を視察した際に、日本の学校の授業とは全く異なる学びが行われていることに大きな衝撃を受けましたが、そのとき見たことの多くが春日井市の小学校、中学校で既に実現していることに今日また大きな衝撃を受けました。人工知能などの技術が普及していく中、子どもたちが将来、幸せに生きていくために必要な資質・能力が大きく変わっていく中、学校教育も大きな変化をしていかないといけませんが、そこでは教科書の内容を学ぶ従来の授業から、子どもたちが学び方を学ぶ授業への転換が行われていると感じました。 学び合う学び研究所 第3回セミナーのご案内
学び合う学び研究所 第3回セミナーを6月25日(土) 13:30〜15:30に開催します。
会場:愛知文教大学 201教室 テーマ:不登校児童生徒の学びをどう保障するか 〜学校外の学びの場の現状をふまえながら〜 講 師:学び合う学び研究所フェロー 竹中 烈 先生 申 込:学び合う学び研究所ホームページ 行事予定 6月予定GOOGLE フォームより <セミナー内容> 2016年の教育機会確保法の制定以後、子どもの多様な学びの形を積極的に認めていこうとする機運が高まってきています。公教育制度内で不登校特例校といったような新たな学校の形を模索する動きや、既存の民間の学校外の学びの場に対して活動事業助成や通学費や学費に対して個人助成を行うような動きもみられるようになってきました。子どもの学びの機会を保障するという立ち位置から、こういった動きをどのように捉えればよいのでしょうか。また、特に民間の学校外の学びの場の教育理念や活動の実態とはどのようなものでしょうか。 本セミナーでは、多様化する不登校支援の制度的現状を整理したうえで、子どもにとって必要な学びとは何か、学びの質を保障することの意味とは何か、といったことを考えながら、学校における不登校支援のあり方について皆様が考える場を持つことができればと考えています。 <スクールバス利用のお知らせ> 公共交通機関をご利用の方に、スクールバス(JR高蔵寺駅発13:00一便のみ)を準備しました。乗り場案内も添付いたします。ご利用ください。 学び合う学び研究所 第2回セミナーのご案内
学び合う学び研究所 第2回セミナーを5月21日(土) 13:30〜15:30に開催します。
会場:愛知文教大学 ABUラウンジ テーマ:1人1台クラウド環境を活用した学び ー 春日井市での実践から ー 講 師:春日井市立高森台中学校長 水谷 年孝 先生 申 込:学び合う学び研究所ホームページ 行事予定 5月予定GOOGLE フォームより <セミナー内容> 春日井市の小中学校では、GIGAスクール構想によって整備された1人1台端末とクラウド環境をフル活用することで、授業のみならず、学校経営や教員研修も改善しています。授業では、子ども一人一人の様子がつかみやすくなるとともに、子どもどうしの対話が増えるなど、手ごたえを感じています。校務でも、日常の先生どうしの情報交換での活用が活発に行われています。その基礎には、校務の情報化を起点に、実物投影機の活用によるわかりやすい授業づくりなど、日常的なICT活用を段階的に進めてきたことがあります。 本セミナーでは、この1年半の春日井市での実践状況を報告し、GIGA環境を活用した学びなどについて議論を深めます。多くのみなさまのご参加をお待ちしております。 <スクールバス利用のお知らせ> 公共交通機関をご利用の方に、スクールバス(JR高蔵寺駅発13:00一便のみ)を準備しました。乗り場案内も添付いたします。ご利用ください。 4月23日(土)13:30より今年度、最初の第1回セミナーを実施しました。
2022年4月23日(土)13:30より今年度、最初のセミナーを実施しました。
講師として、本研究所フェローの木村 芳博先生をお迎えし、「年度当初の学級づくり、授業づくり 〜初任・少経験者、初心に返れる人〜対象」として行いました。 今回のセミナーには、年度はじめの忙しい折にもかかわらず、23名の参加がありました。その中には、この春、本大学を卒業し、教職に就いた先生の参加もありましたが、多くの方は、年齢や経験年数にかかわらず、“初心に返れる人”として参加されました。 冒頭、講師から「年度当初の学級づくり、授業づくりをどう進めるか!」というテーマが明示され、セミナーが進められていきました。 最初のアイスブレーキングとして、「穴埋め共通漢字クイズ」を全員で考える中で、キーワードとして、「教室づくり」に欠かせない『根本』、『信頼』という言葉の確認がされました。 4月当初、子どもたちは、教室で出会う先生のことを「信用はしているが、まだ信頼はしていないのではないだろうか?」との問いが示され、「信頼される教師になるためには、どんなことを考えなていかなければならないか!」を各グループで協議し、学び合いに入っていきました。 1.「学級」「授業」<教室づくりの視座> 〇子どもの信頼をつくりあげるための『つ・み・き』 =「つ/伝える」・「み/観る」・「き/聴く」の大切さ 〇「学級づくり」は人格づくり、「授業づくり」は学力づくり 〇人格づくり=「自律、受容」 学力づくり=「意欲、変容」 2.「学び合う学級づくり」の視点 〇「3R」の視点を持ちたい Rule(ルール) Relation(リレーション) Role(ロール) 〇三つのRはどんなことを狙おうとしているか? ・Rule(ルール)規則、規律、約束 ➡「安心」づくり 教室での約束、今日のめあて、学級目標 ・Relation(リレーション)関係、影響、集合 ➡「繋がり」づくり 特別活動、リクレーション、諸問題解決 ・Role(ロール) 役割、行動、期待 ➡「有用、肯定感」づくり 小集団、運営組織、分担、評価 〇学級目標に注目したい! 木村先生が担任をされていた頃に見かけた「学級目標」の実例紹介があり、学級目標そのものの「考え方、捉え方のポイント」について、グループで協議を行いました。その後、木村先生からは、「意図的」「意識化」「柔軟性」の三つのキーワードによる、まとめがありました。 休憩で情報交換をした後 3.「学び合う授業づくり」について 〇学び合う学びの理念 保障(全ての子どもが学びに参加する) =主体的な学び 共生(仲間と聴き合い、教材とつながる)=対話的な学び 探求(課題の質を高め、背伸びをさせる)=深い学び 「学び合う学び」の理念が「アクティブラーニング」の視点とリンクしている。 〇学び合う学びの授業づくりの場面として/「デ・コ・リ」 授業前「デザイン」構想・計画 =教材研究、めあての設定、指導の流れ 授業中「コーディネート」調整・進行 =マネージメント、ペアやグループ、学びの作法 授業後「リフレクション」内省・振り返り =自己評価、子ども評価、授業協議会 4.「授業づくり」の学び方、作法 小学校3年国語「モチモチの木」の授業ビデオ(抜粋)を視聴し、「教師の出方や指導と子どもたちの学びの姿から、どんなことを学ぶことができたか?」をグループで協議。各グループの学びを共有しました。 木村先生からは、学びの作法を教えることで、子どもには「安心感」「共有感」「包摂感」が生まれ、学びの継続・向上につながるとの話がありました。 5.学び合う教室づくりで「心しておきたいこと」 授業や学級集団づくりで、四月当初に教師が心しておきたいキーワードとして、「誠意」「向上心」「利他の心」をあげ、説明されました。 年度当初では、手探りの中での実践となることが多くあるが、本日提案した視座や視点、理念や場面などをもとに、「教室づくり」をスタートさせていってほしい、と締めくくられました。 *参加された方からの振り返りを紹介します。 ◆学級目標は、今年度、子どもの意見を聴きながら掲げることができました。その分、普段から学級目標を意識させることができる。そして、自分も意識していくことが学級目標を掲げる意図につながると感じました。 ◆国語の授業では、なかなか「学び合い」というものが分かっていなかったが、今日のビデオを見せていただいたことで、少しやり方が見えました。自分の中の引き出しがまだまだ少ないので、これからもっと増やしていきたいです。 ◆学び合いの作法について、自分が知っているつもりになっていたんだと、改めて思い反省しています。残念ながら、日々の授業の中で、学び合いの作法を学ぶ機会は非常に少ないです。 ◆学び合い=コの字、市松模様の座席、ペア・グループという言葉しか浮かばない先生が多いのではと思います。教師が学び合いの基本をもっと学習しなければ、実践に活かすことは難しいのかなと思います。若い先生方の積極的な参加を望みます。自分も声をかけていこうと思います。ありがとうございました。 学び合う学び研究所 研究紀要規程
学び合う学び研究所 研究紀要規程
1.『学び合う学び研究所紀要』の編集目的 *教員養成・教師教育・教職課程等に関する研究成果・実践報告を公表するとともに、 『学び合う学び研究所』での活動を広める目的で『学び合う学び研究所紀要』を発行する。 ・『学び合う学び研究所紀要』の発行は原則年1回とする。 ・掲載するのは、公募論文であり、査読ありとする。 ・編集・発行者は、愛知文教大学 学び合う学び研究所とする。 以上、本誌をもって、愛知文教大学 学び合う学び研究の一層の充実に資することを期する。 2.『学び合う学び研究所紀要』刊行に至る年間計画 8月下旬 原稿提出締め切り後、掲載可否について学び合う学び研究所評議会で協議 10月上旬 原稿掲載可否のお知らせ(各執筆者へ通知) 2月下旬 『学び合う学び研究所紀要』刊行 (注)詳細については、研究所ホームページにて随時掲載。 3.『学び合う学び研究所紀要』執筆要項 (2021年10月30日作成) 『学び合う学び研究所紀要』に掲載する論文は、次の規程に従うものとする。 (1) 執筆者は愛知文教大学に所属する教員(非常勤講師も含む)に限らず、現職の小中高等学校教員・教職経験者等教育に携わる人々も認められる。 (2) 研究論文のテーマや内容は、教員養成課程の発展や充実に資するものとする。 (例:シンポジウム事業報告、教材研究、事例報告、指導法の検討、評価法の検討、教育現場における実践報告等) (3) 掲載論文は未発表のもので、かつ内容がオリジナルであるものであること。ただし、口頭発表及びその配布資料はこの限りではない。 (4) 論文掲載の採否については、学び合う学び研究所紀要編集委員会において査読の上、本誌の編集方針に合致しているかどうかを協議した上で決定する。なお、編集委員については、学長が任命する。 (5) 論文原稿は邦文・横書き(執筆者の必要に応じて英文や縦書きも可)で、ワープロで作成するものとする。原則として、次の点を留意することが望ましいが、論考の性質によっては細かく問わない場合がある。 1⃣ 本文、注、引用文献における全角文字は基本10pt(MS明朝)、英数字は半角で基本10pt(century)とする。ただし、論文タイトル(副題も含む)は12pt、本文中の見出しは10pt(MSゴシック)とすること。 2⃣ 本文、図、表、注、引用文献を含めて、A4判(43字×40行)で10枚以内におさめること。図や表については著作権法上の問題がないもののみ使用可とする。 3⃣ 余白は上35mm、下30mm、右30mm、左30mm、ヘッダー17mm、フッター5mmとすること。 4⃣ 注記は末注とし、本文末注は本文末にまとめる。 5⃣ MLAやAPA等、国際的に広く普及している基準に準拠した参考文献表を本文と注記の間に入れ、本文中では(…)の中に著者名と論文年、ページを表示させ、文献表示のみの注記は行わない。 (6) 執筆者は、論文原稿の電子データを電子メールに添付して、紀要編集担当者まで提出すること。この際、論文作成に使用したワープロソフトの電子ファイルだけでなく、論文原稿のPDFファイルも添付すること。 (7) 本誌に掲載された原稿の著作権は、大学HPなどでの電子化や公開の場合も含めて学び合う学び研究所に属するため、掲載原稿を無断で複製・転載することを禁ずる。また、執筆内容が第三者の著作権を侵害するなどの指摘がなされ、第三者に損害を与えた場合、著者がその全責任を負う。 以上 愛知文教大学 学び合う学び研究所紀要 創刊号 を発刊しました。
2022年1月31日 遅れておりました「愛知文教大学 学び合う学び研究所紀要 創刊号」を発刊することができしました。
内容は以下の通りです。 1⃣ 愛知文教大学「学び合う学び研究所」第1回セミナー記録 対談でひもとく「なぜ学び合う学びが生まれたのか?」 副島 孝/永井勝彦 2⃣「主体的・対話的で深い学び」としての「学び合う学びの検討」 〜中学校理科「化学変化と原子・分子」の授業実践〜 林 文通 3⃣「対象・他者・自己との対話」の学習論に基づく授業デザインの実践的考察 〜想像力と創造性の育成に向けた図画工作科の授業実践〜 永井勝彦 4⃣ 学び合う学び研究所 研究紀要規程 以上 学び合う学び研究所セミナー 第1回ご案内
学び合う学び研究所 第1回セミナーのご案内
2022年4月23日(土) 13:30〜15:30 愛知文教大学 ABUラウンジを会場として テーマ:年度当初の学級づくり、授業づくり〜初任・少経験者、初心に返れる人〜対象 講 師:学び合う学び研究所 フェロー 木村 芳博 先生 申 込:学び合う学び研究所ホームページ 行事予定 4月予定GOOGLE フォームより <セミナー内容> 新年度がスタートする4月は、特に初任者や少経験者の先生方は、学級づくりや授業づくりに向けての思いが高揚していることでしょう。加えて「2022年」という数字から、“22〜ニコニコ”の年度になるようにと願う気持ちも重なってくるのではないでしょうか。 本セミナーでは、そんな先生方を対象にして、“年度当初の学級づくり、授業づくりをどう進めるか!”をテーマに研修していきたいと考えています。もちろん、当研究所の柱である『学び合う学び』についての基本視点をベースにしながら、課題解決のヒントを探り、学級や授業のあり方を考え、深めていける時間にしたいと思います。因みに、年齢や経験年数にかかわらず、“初心に返れる”方も対象になります。多くの方のご参加をお待ちしております。 |
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